新潟日報デジタルプラス記事:済生会新潟県央基幹病院(三条市)、月の残業が最長120時間超…違法な時間外労働で是正勧告
2024年10月23日
時間外労働過多を恒久的に行うべきでないのは当然であること、病院幹部から時間外業務減らす指導を受け、さらに問題解決のために医師の確保に尽力していただいていることをお伝えしたうえで、新田の意見を述べさせていただきます。
①時間外労働に関して過少報告せずにしっかりと報告いただいた当院幹部のみなさまに感謝申し上げます。
②県央地域の救急体制・一般医療体制は予想を超えて当院に一極集中化しています。しかしそれを支える人材がまだ足りません。
③②は予想されたことで、この1,2年にしっかりとした診療体制を整えるためにもこの1年の時間外労働過多は覚悟していました。ここで診療体制を整えられなければ他地域のような箱だけ立派で中身のない病院になってしまいますし、なにより県央地域の住民の皆さんのための医療体制を崩壊させてしまうことになります。
④上記背景で自分を含めた指導医医師の時間外労働過多が半年間つづきましたが、おかげでER・ICUその他部署の体制は整備されてきましたし実績も作ってきました。うれしいことに若手医師がどんどん成長し、タスクシフトが進んでいます。新田の時間外労働は今月、来月とどんどん減っていく予定です。来月、来年度から一緒に働いてくれる仲間もどんどん増えます。
⑤この半年の病院みなさんの頑張りが身を結びつつある状況にてもうひと踏ん張り頑張り、早く過剰な時間外労働なしでも医療レベルを保てる体制を作っていきます。
⑥患者さん、患者さん家族、医療従事者みんなが幸せになれることが目指すゴールです。引き続き頑張りますのでよろしくお願いします。